鴨川の天然アユの道作りへ
晴れやかな5月後半の日曜日、鴨川に設置される「魚道(ぎょどう)」のお手伝いに行きました。皆さん、魚道ってご存じですか? 字の通り、お魚さん達の道です。この道は、河床(かしょう:かわどこのこと)の安定のために造られた床止め(とこどめ)が設置されている場合などで成長や産卵のために、上流へ遡上(流れをさかのぼって行くこと)したい魚や、本来は上流域で棲息(住んでいる)している生物や魚などが、台風などによる洪水により流されてしまった場合に、元の住処に”もどる”ための通り道なんです。
そう、お魚さん達が我が家に戻る為の大切な道なんです。皆で、どこに魚道を設置するのかを決めて材料運び。この材は、京都の間伐材で作られたそうです!5月に設置して10月末ごろまた撤去することを京の川の恵みを活かす会の皆さんがボランティアの方と10年も続けているそうです。おかげさまで遡上するアユの数が年々増えてるそうです。遡上調査も同時に行っていますよ。人と一緒、生物にも家族が居て、皆巣立ったり成長しながらも自分が育った故郷がある。自然と共存する中で、自分達が出来る事で循環する仕組みが、どんどん増えていけたら良いな。お互い様で、お陰様。水につかる木製の魚道を漆を濾したときに出る綿(ゴミになってしまいます)で拭き漆して強化できないかななんてお話もしたり。すごく、かっこいいので、是非鴨川に来られた際は、見てみてくださいね!
先生が水中生物の捕まえ方や生態を教えてくれる大人も楽しい時間!!
暑い日の川遊びも気持ちいい時期ですよ!
皆さん、熱中症に気を付けてくださいね。
京の川の恵みを活かす会ではボランティアさんを募集しています。
お子さんも参加参加可能な場所もありますのでご興味のある方はぜひご一緒しましょう!!