「ベアーズウッドプロジェクト」が始動しました
皆さんは、「クマ剥ぎ」をご存知でしょうか?名前の通り、クマが爪や牙で樹皮を剥ぐ事を「クマ剥ぎ」と言います。京北エリアでも、このクマ剥ぎされた樹が増加し問題になっています。
クマ剥ぎにあった木は、傷口から枯れてきます。枯れた部分は「チップ」と呼ばれる状態になって、紙の原料になるか火力発電の炉で燃やされるのが、現状なんです。しかし、クマがクマ剥ぎに選んだ木というのは、一番育ちの良い木だったりもするんです。数十年という長い年月をかけて、大切に手入れされてきた木々達。
ずっしりと身の詰まった木には深々と年輪があり本当に美しい。また、熊が剥いだ木は、新しい樹皮が傷を覆うように育ちます。そこから、新たに独特の木目が表れ、これまでにはないオリジナルの木目が表現されるのです。これは見方を変えると自然でしか表すことの出来ないアートであり、自然の中で生きる事の逞しさ、過酷さを我々に教えてくれます。この木材達をチップにされる以外で、もっと良い活用が出来るはず。
その想いから、「ベアーズウッドプロジェクト」を始動しました。
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