【企画展】urushi no ippo ―堤淺吉漆店の挑戦―
urushi no ippo ー堤淺吉漆店の挑戦ー
同時開催 「くらしを彩る新しい漆」
【参加ブランド】うるしアートはりや様 江藤漆美術工芸様 さぬきうるし森羅様 suosikki様
京都岡崎 蔦屋書店 1階ギャラリー
2021年8月10日(火)~9月5日(日)
8:00~20:00
〈未来のこどもたちに漆の魅力を繋げるプロジェクト〉
urushi no ippo
緊急事態宣言発令時の開催有無につきましては、京都岡崎蔦屋書店WEBサイトでご確認下さい。
【企画展趣旨】 京都岡崎蔦屋書店より
創業明治42年。京都の中心地に工場を構え、漆を精製する株式会社堤淺吉漆店。
漆は漆器や茶道具、社寺建造物など、伝統的に様々なモノや場所で使われてきました。漆屋は、塗師や蒔絵師に漆を提供する原材料店。日本産漆取り扱いトップシェアを誇る同社は、漆の樹液を仕入れ、精製加工を自社で一貫する、国内でも数少ない漆メーカー。日光東照宮や京都の有名社寺をはじめ、全国の寺社仏閣修復現場で同社の漆が使用されています。
今回の展示は、原材料店である堤淺吉漆店の新たな挑戦の数々。
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安価大量生産、使い捨てが当たり前の現代。スピードと利便性が追求され、その真逆にある漆は、いつしか私たちの日常から遠い存在になっています。昔は当たり前だった食卓に並ぶ漆器や、家に必ずあった金仏壇。しかし、現代の生活様式の中では、それらを見る事は少なくなりました。
このままでは漆の文化が消えてしまう。
「私たち漆屋は、漆の需要減少を目の当たりにし、日々危機感を感じています」。
今、自分たちに出来る事は何か―。
それは、素材を扱う漆屋として「漆の素材としての魅力」を発信すること。
そして「漆の新しい可能性や価値観」を提案すること。
この展示では、これまでに同社が手掛けてきた「URUSHI×SURF」「URUSHI ×SKATE」「URUSHI×自転車」の展示をはじめ、話題の動画解説付き体験キット「金継ぎコフレ」・「ふきうるしキット」の展示販売、そして新たな試みとして京都市京北産端材を有効利用した、続けることの出来る木と漆のストロー「/suw」も店頭初出品します。
さらに、堤淺吉漆店と想いを共有する漆ブランド4社による「くらしを彩る新しい漆」展も同時開催。現代のライフスタイルにマッチする漆の新しいカタチをお届けします。