テイラーギター様 漆塗りアコースティックギター
世界的アコースティックギターメーカー「テイラーギター」(本社=カリフォルニア州)。
テイラーのギターを漆で仕上げたらどうなるのか?
漆を塗った高級モデルを作りたいというのではなく、漆を塗ることでギターを守り、より強く良い音が出たり、使うことで育っていくようなギターを作りたい。そんな思いから始まったプロジェクト。
ボディー側面と裏面は透漆を塗り、木の質感を生かした木地呂色仕上げに。表面は音の響きを考慮して拭き漆を施しました。
サンディエゴで作られたテイラーギターに日本・京都で漆塗りの初試み。
完成した漆塗りテイラーギターで音を奏でながら「西海岸のギターから和の音がする」と高い評価を頂きました。
テイラーギターの創始者ボブ・テイラーは乱獲の続く高級ギターの指板に用いられる漆黒のエボニーに対して白いマダラの入った価値のないとされるエボニーの木を黒いエボニーと同じ価格で買い取り、テイラーの高級モデルに使うことで価値付けし、森やそこで働く人を守ったかっこいい人。さらに真っ黒いエボニーが枯渇しない様、エボニーを育てる事業も展開し、現地で雇用を生み、資源を守っているそうです。
そんな大きなことはまだできていないけど、私たちが大事にしているフィロソフィーともリンクするテイラーと一緒にモノづくりができたことはとても光栄です。













