リジェネラティブな漆の魅力を共有「530 CIRCUS Vol.3」@BLEND PARK

2022年7月10日、神奈川県小田原市国府津のBLEND PARKで開催されたイベント「530 CIRCUS Vol.3」に参加してきました。

私たちがこの地球のためにできること。それは消費を減らし、所有している衣類や道具をより長期間活用すること。必要がないものは買わない。まだ使えるものは直して使う。再利用したり、共同使用したり。そしてこれらの選択肢がなくなったときにリサイクルすること。530 CIRCUSは、生活を豊かにするための出会いやヒントを提供すると共に、衣類や道具を長持ちさせるお手伝いをし、リジェネラティブな未来を創造するイベント。

「リペア」をテーマの一つとして掲げるこの催し。何度でも塗りかえ、修理して使い繋ぐことが出来る漆、割れたり欠けた陶器を漆で接着して修復する金継ぎ。堤淺吉漆店は、まさに究極リペア素材ともいうべき「漆」の魅力を伝えるべく、今回初参戦。

漆のこと。漆屋の仕事のこと。循環可能な天然資源であること。木を保護し、何度でも塗りかえられること。接着剤としても使えること。このイベント趣旨にピッタリな漆の魅力をたくさんの来場者の皆さんに共有出来ました。また、お椀やお皿、お箸などに自分で拭き漆を体験するワークショップも開催。漆のことを見たり聞いたりするだけでなく、実際に体験してもらうことで、より身近に感じてもらえたのではないでしょうか。

このイベントには他にもたくさんの仲間が出展。

洋服のリペアや自転車のリペア、本のリペアがあったり、コーヒーやドーナツ、ドライフルーツの販売があったり。気候危機を訴える紙芝居があったり。ライブがあったり。みんな環境に対して危機感を持ち、リジェネラティブな未来を願う人ばかり。ジャンルは違うけど、それぞれの立場で発信し、共有することの大切さを改めて学ぶことができました。漆にはまだまだ可能性がある。色々なヒントも頂けた素敵な一日でした。




asakitichi tsutsumi