むっくりの京都ー画材の匠たち
2018/7/21の京都新聞朝刊にて
京都精華大学の米原さんに取材して頂きました。
この中で「漆屋は漆の山と塗師をつなぐ架け橋だ」
そう表現して頂きました。
山と塗師の間にいるからこそ分かる事があります。
ウルシの木や掻き子さんの現状、漆の使用量の変化、職人さん、作家さんといった漆の使い手の状況など
漆を囲む状況は年々厳しくなっていて、世の中の人が思っているよりもずっと深刻な状況だと感じています。
「縄文より日本人の生活とともにあった漆と漆の文化を次世代に繋ぎたい」
漆は日々接しているとそう感じてしまう魅力を持っています。
天然素材「漆」の可能性は未知数だと思っています。
漆屋なりの漆の魅力の伝え方を続けること。
漆の力を引き出すべく精製の技術を磨いていくこと。
「日本の手仕事を地道にしっかり支えられる漆屋になりたい」と思っています。