漆樹液の保存
産地から送られてきた漆樹液(荒味漆)を一年中大型冷蔵庫の中で恒温管理し、常に新鮮な状態で原料漆を保てるよう品質管理を行っています。
荒味漆の漉し上げ作業
1. 荒味漆を湯せん鍋に投入
2.荒味漆に漉し綿を投入し撹拌練りこみ荒味漆に含まれている木屑等を付着させる
3.荒味漆に漉し綿を撹拌練り込み完了
4.遠心分離機にて荒味漆を漉し上げ
5.遠心分離機により精製された漉し上げ生漆
ナヤシ
クロメ鉢で生漆を撹拌し、漆の粒子を均一化することで、塗り上がりの塗膜をより緻密で平滑にする重要な工程。この撹拌の回転速度や時間によって漆の艶や乾きを調整することが出来ます。
クロメ
ナヤシをした漆に熱をかけて余計な水分を取り除く作業。こちらも熱をかける時間などによって漆の粘度や乾きを調整することが出来ます。
当社は熱をかける温度管理を徹底し、酵素(ラッカーゼ)が元気な状態のままクロメ精製しています。
色漆の精製
透漆と顔料を荒練りします
三本ロールミル練合機械
より高分散に顔料を練合せできる装置
三本ロールミル練合機械にて荒練り合せした色漆をより細かく高分散させ高品質の色漆を精製します。
完成した色漆
ガラス板に同じ塗膜でのテスト塗り
当社では「ツケをとる」と表現しています。
恒温恒湿乾燥室でテスト塗りした塗膜の艶、乾燥時間、透け具合、粘度等を測定し、データ保存
データ管理された各種様々な精製塗漆お客様のご要望に合う漆を出荷出来るよう、当社では原料段階から出荷段階に至るまで漆の品質管理を徹底しています。
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