第46回浄法寺漆共進会

10月20日、岩手県二戸市浄法寺町で漆の審査会が開催されました。 

漆搔き職人さんが今年採取してくれた漆が一堂に集められ、色、乾き具合、底カスの程度、粘度、匂いなど5段階の審査項目に分けて評価されます。
今年も様々な漆が集められていました。

ウルシの樹液は木が育った環境、採取された時期や漆掻き職人さんの採取の仕方によって様々な特徴を持ちます。

私たちは採取された樹液それぞれの特徴をできるだけ生かす様々な精製技術で多様な艶、乾き、粘り気の塗り漆を作り出し調合して使い手の皆さんのご要望に応じた漆を作らせて頂いています。



ウルシの木を植え育ててくれる方、漆搔き職人さんたち。

『植えて育てて採取する』

この営みを毎年繰り返さないと成り立たない漆の世界
毎年の繋がりに感謝です。

asakitichi tsutsumi