WIRED BRAND LAB取材頂きました。
海外メディア『WIRED』に取材して頂きました。
WIRED BRAND LAB
【 Japanese Lacquer Maker Coats Surfboards, Plants Trees To Buoy Community, Revive Traditional Craft 】
Tsutsumi Asakichi and PERSPECTIVE are featured on WIRED web media!!
We are happy that our small grass-roots activities related urushi natural lacquer are recognized as one of interesting regional revitalization projects.
Please check out the article to see what’s that about!!
内閣府の国際広報事業の一環で、日本の地方創生の取り組み事例として、当社が漆の新たな可能性を追求していること、一般社団法人パースペクティブの活動として京都の京北地域でウルシの植栽を行っていることなど、さまざまな活動を通して人と自然との健やかな関係性を模索していることについて取り上げて頂いています。
美術工芸品としての認識が高い漆ですが、「漆を植えることから始まる人の営み」が『地方創生』というテーマで海外向けの取材対象になったことがとても嬉しいです。
モノを大切に使う心さえも育てる素材として漆や、循環的、持続的素材としての漆も、多くの人に認識してもらいたいのです。
漆に対して、美術品の素材である以前の、こうした本質的な価値が世界中に広がった時、漆の木の研究や栽培、採取方法、技術の継承や、職人の生活を支える経済のあり方など、漆が今持ってる問題を解決しようと多くの人の知恵やアイデアが集まり、何かすごいイノベーションが生み出されるかもしれない。
そしたら、漆が日本に残る美しい地域を壊すことなく、
地域を元気にするような素材になれるかもしれない。
漆の木を植えることって、簡単なことじゃない。
片手間でできることじゃない。
でも、漆や山と人が近づくきっかけを作りたかった。
場所を作りたかった。
そして、多くの人のおかげで、地域のコミュニティが漆をきっかけに動き始めていることを実感しています。
家の床を漆にしたいって、漆を塗ってみたいって友達
かぶれても懲りるどころかより漆に関わってくれるみんな。
植栽や獣害柵の設置に、京北に手伝いに来てくれるみんな。
遠くから応援してくれるみんな。
サーフィンで、音楽で、映像で、
漆との接点を、一緒につくってきてくれたみんな。
たくさんの人のおかげですこしずつ動きだしている、漆の新しい形。
人がすべてなんだと
とにかく感謝しかありません。
今年は特に、大事に育てたい僕らのコミュニティが
カタチになってきたことを感じられた一年でした。
本当にありがとうございます。
来年もますます、多くの人とこの小さなコミュニティの輪をたくさん繋げて、
楽しいことをいっぱい挑戦していきたいと思っています。
皆さん、どうか良いお年をお迎えください。
来年、ますます漆で繋がりましょう。
(株)堤淺吉漆店 堤卓也
Thanks article Kenji_Hall
Thanks photo Masuhiro Machida、 里山デザイン